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Googleマップで訪日客を呼び込む!インバウンドMEO実践ガイド


― 地図検索から始める、外国人観光客のための店舗集客戦略 ―


「気になるお店があるから行く」のではなく、
「今いる場所の近くで探す」——。

そんな行動が、訪日外国人の間で当たり前になっています。
彼らが頼りにしているのはGoogleマップ。今やそれは、看板以上に集客を左右する“デジタルの入口”です。

この記事では、訪日外国人を店舗に呼び込むための「インバウンドMEO対策」について、基本から実践ポイントまでを解説します!


■ そもそもMEOとは?

MEOとはMap Engine Optimization(マップ検索最適化)の略。

GoogleマップやGoogle検索で「エリア × カテゴリ」
(例:tokyo ramen、kyoto sushi)と検索されたとき、自店を上位表示させるための施策
です。



特に訪日客は、現地での観光中に
「near me(近くのお店)」「open now(今開いている)」などの条件で検索し、表示された数店舗の中から来店先を決定します。

つまり、地図上での“見つけられやすさ”が直接売上に直結するのです。



■ なぜインバウンド集客にMEOが効くのか?

訪日外国人観光客の行動は以下の通りです:

スマホでGoogleマップ検索が基本(紙のガイドブックはほぼ使わない)

日本語が読めないため、地図・写真・レビューの視認性が重要

突発的に食事・買い物・観光を決めるケースが多く、エリアベースの検索が中心

つまり、店舗側が「地図上に情報を出しておく」ことが、最大の接点になります。


■ 訪日外国人を呼び込むMEOの5つの戦略ポイント



① Googleビジネスプロフィール(GBP)の多言語整備

店舗名・説明文を英語・中国語・韓国語で登録(特に英語は必須)

「tax-free」「vegetarian」「Wi-Fi available」など、旅行者向けの検索キーワードを含める

スマホ対応の公式サイトがある場合はURLリンクも必須


② 高品質な写真を充実させる
料理・外観・メニュー・座席の雰囲気など、店内の「リアルな様子」がわかる画像を複数掲載

英語や絵文字入りの画像も有効
(例:「📶Free Wi-Fi」「🌱Vegan OK」など)


③ 口コミ(レビュー)の多言語対応と促進
訪日客が口コミを残したくなるよう、店内POPで投稿を促す仕組み

Googleの口コミには英語・中国語などのレビューも表示されるため、翻訳されたレビューも重要な“信頼の材料”



④ 営業時間・混雑情報の正確な更新
閉まっている時間に表示されていると来店機会を失う

特に外国人観光客は「open now」検索を多用するため、常に最新情報を保つことが重要


⑤ 位置情報とカテゴリーの最適化
正確な位置情報の設定は必須。誤差があると、検索されても「たどり着けない」リスクあり

カテゴリ(例:Ramen restaurant、Souvenir shop、Japanese inn)を適切に選択



■ 実際の活用シーン(飲食店を例に)
例えば、東京・浅草のラーメン店が「Ramen near me」で検索されたとき、
英語表記・写真・レビュー・営業時間などが整っていれば、Googleマップの3位以内に表示され、外国人観光客の来店が自然と増えるようになります。

その際、メニューに英語訳を入れたり、テイクアウト対応の記載をしておくことで、「安心感」から来店率がさらに高まります。


■ まとめ:
マップ上の“発見”が、リアルな集客を生む

「うちは観光地じゃないから関係ない」そう思っていませんか?

訪日客は想像以上に“その場”で検索しています。
そして、その判断材料はGoogleマップ上の情報です。

MEO対策は難しい技術ではありません。基本を押さえて、正しく、丁寧に情報を届けるだけで、確実に“見つけられる店舗”へと変わります!

地図から呼び込む時代。
インバウンド対策は、まずGoogleマップの整備から始めてみてはいかがでしょうか?