月刊 食品産業2015年3月号＜特別版＞　スーパーマーケットの「電子チラシ促進」最前線

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内容をよく読むチラシとそれをきっかけに利用した店030201040506090%8070「平成26年スーパーマーケット年次統計調査報告書」より（業界3団体所属企業を対象に調査ｎ＝263）図表②　消費者の新聞折り込みチラシおよび電子チラシの閲覧・利用状況図表③　全国SMの新聞折り込みチラシ以外の販促手段の実施率と内訳＆電子チラシ折り込みチラシの閲覧頻度（直近半年間について）他の販促実施状況他の販促実施状況2014年8月調査0%20%40%60%80%100%マイボイスコム「新聞の折り込みチラシ閲覧に関する調査」より（第1回目11年8月n=1万2456、第2回目14年8月n=1万217）スーパーマーケットホームセンタードラッグストア・薬局ファストフード店　　衣料専門店　　家電専門店　　百貨店　　ディスカウント店　　ショッピングモール　　出前・宅配サービスマイボイスコム「新聞の折り込みチラシの閲覧に関する調査」より　　　（第2回目14年8月 折り込みチラシを見る人 n=5663）2011年8月調査3.156.4ほぼ毎日見るたまに見る程度ほとんど見ない（何日分かを)まとめて見る見る 84．9%58.45.624.88.42.85.423.112.0電子チラシの利用状況2014年8月調査0%20%40%60%80%100%マイボイスコム「新聞の折り込みチラシ閲覧に関する調査」より（第1回目11年8月n=1万2456 、第2回目14年8月n=1万217）2011年8月調査11.3よく利用する知っているが利用したことないまったく知らない利用する 46.7%6.333.844.214.835.437.014.0時々利用する8.584.7030201040506070%7.7電子チラシの保有店舗数別実施率77.556.044.548.339.328.221.728.021.227.817.623.715.821.113.522.312.111.8実施している81.2%　　　　自社HP内にチラシ掲載　　　　テレビCM　　　　電子チラシ　　　　メルマガ　　　　ラジオCM　　　　個人宅へポスティング　　　　新聞・雑誌の誌面広告　　　　SNS（Facebook等）　　　　屋外広告・交通広告　　　　その他　　　電子チラシ実施率(全体）　　　１～３店舗　　　４～10店舗　　　11～25店舗　　　26～50店舗　　　51店舗以上内容をよく読むチラシ読んで利用した店 64.00302010405060%21.523.821.515.715.313.010.710.06.550.010.89.728.624.3の販促手段を講じているＳＭは８割を超える（図表③）。最も多いのが「自社のホームページ（ＨＰ）へのチラシ掲載」で、６割以上のＳＭが実施している。紙媒体として発行したチラシをＨＰ上にも掲出する、いわばチラシの二次活用だが、これによって自社ＨＰの閲覧件数がアップしたＳＭも多い。次いで、「テレビＣＭ」「電子チラシ」「メールマガジン（メルマガ）」「ラジオＣＭ」などが挙がっているものの、実施しているＳＭは２割前後と多くない。もちろん、ＳＭのチェーン規模にもよる。例えば、電子チラシの実施率をチェーン規模（保有店舗数）別に見ると、50店舗を超えるチェーンでは半数が実施する一方、10店舗以内の小規模チェーンは１割ほどしか実施していない。ただし、11店舗以上25店舗以内のチェーンと26店舗以上50店舗以内のチェーンを比べると、前者の方が電子チラシの実施率が高い。チェーン規模が大きくなるほど、販促費や人材を投入できるために、さまざまな販促を組み合わせる傾向が見られる。一方、チェーン規模が小さいところは、限られた資源を有効活用しなければならない。この点で、電子チラシは中小規模チェーンにとって資源を集中するに手頃な販促手法かもしれない。紙のチラシをＨＰ上に掲出した延長線上で、さらに有効活用することができるからだ。消費者調査でも、電子チラシの利用率は徐々に高まっていることが確認できる。紙（アナログ）から電子（デジタル）への流れが進む中で、デジタル情報を閲覧するデバイス（パソコン、スマートフォン、タブレットなど）も多様化した。ＳＭに求められる次の対応は、消費者の使い勝手を考え、各デバイスへの情報の最適化を図ることだ。20153

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